愛の群像 after that  ※この物語はあくまで空想です。

 

午前10時過ぎ。
ジェホは、翌朝になっても、目を覚ますことはなかった。
シニョンはジェホを起こさなかった。
彼の胸に顔をうずめ、まだあたたかなぬくもりをかんじながら、来世での彼の人生は、今度こそ、
穏やかで光に満ちていますようにと祈りながら…。

ピンポーン

ピンポーン

玄関からチャイムが鳴り響く、シニョンは静かにジェホから身体をはなし、ベットから降りるとカーディーガンを羽織り
寝室から玄関に向かった。ドアを開けるとそこには、近くに住む両親がいた。
「まだ、寝てたの? ジェホはどうなの?」
「寝てるの。。」
「青汁を作ってきたから、飲ませなきゃ、起こしてらっしゃい。」
「・・・・・まだ起こしたくないの。。」
「母さんがせっかく作ってきたんだ、飲ませてやりなさい。」
シニョンは、両親をみつめたまま、だまっている。
そのうち、目からひとすじの涙がこぼれる。
ビョングクとヘジャはハッとし、寝室に向かった。
「ジェホ、ジェホ」ヘジャが叫ぶ。
ベットの上には、ジェホが身じろぎもせず、横たわっている。
「ジェホ、起きなさい、あなたジェホが目を開けないわ!」
ヘジャが振り返るとビョングクの目から涙が流れ落ちていた。
シニョンは黙ったまま、その様子を眺めていた。

リビングでビョングクが放心状態で座っていると、チャイムが鳴った。
ドアを開けると、そこには叔母のジンスクとシンジャがたずねてきた。
ジンスクはビョングクの様子と奥のすすり泣く声でビョングクを押しのけ、部屋に上がりこむと寝室向かった。
そこには、ジェホの顔をやさしくなでるシニョンとジェホの手をにぎって泣いているヘジャがいた。
「ジェホ!ジェホーーーー」ジンスクはベットにかけより、ジェホの身体に倒れこむようにとりすがった。
「ジェホ。」シンジャも寝室に入るとジェホのそばにいき、ジェホのやすらかに眠る顔と頭をやさしくなでながら
「よく頑張った、お疲れ様だったね、いい子だ。。。」

ジンスクからの連絡でソックがあわてて飛びこんできた。
「ジェホ、ジェホ、」

つづく

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